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写真家 板垣真理子 の楽しい 日記 です


by afrimari
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音日記 昨日はよく晴れた ♪ まったくねぇ?

ここのところ行って書かなかったライブについてまとめて。

12月1日
ヴィラ・ロボス記念、として。「あのあの」カザルス・ホールを初体験。
クリスティーナ・オルティーズのピアノ・リサイタル。
ああ、美しかった ! めったに「ピアノ・リサイタル」とタイトルされたものへは行かないけど、ピュアに音の美しさ、旋律、感情表現を追及する世界へどっぷり。ふぅ~~。私の友人は、「ジョアン・ジルベルト以来の感激だった」と言っていた、面白いでしょ? 同じブラジルですからね。クラシックの人だけど、持ち味が堅苦しくないのもそんなところ? シースルーの黒の下に赤のシャツを重ねていて色っぽい。おじぎの仕方、立ち居振る舞いも、幸せそうで明るく、しごくナチュラルなのです、それも良かったぁ。
特に5回もやったアンコールが、滑らかで温まっていて最高だった。
ああ、また聴きたい。
一度好きになると癖になりやすいタイプなので、しかもそういう人がどんどん増えるから気をつけないとぉ・・・

2日のオバタラについてはもう書きましたね。
週末、いくつか行きたかったライブを私的ドタバタゆえ泣く泣くパス。
6日の昼間だけは、ボサノバの歌を教えている人の教室をちらっと覗きに行った。皆楽しんでいて、よい、よい。歌いたいなぁ !

9日、エピゾ・バングーラ。ギニアのコラ&バラフォン奏者。あちこちで噂を聞いていた人だ。勝手にあれこれ想像し過ぎていて。前の話がありすぎ、というのもプラスにもマイナスにも働く。気をつけなくっては。本当に、グリオ! 芸人さんでした。愛嬌のある可愛らしいキャラも魅力のひとつでしょう。吉祥寺の「アフリカ大陸」にて。最後にママが踊りながら「投げ銭」用の籠を回して、あっという間に千円冊が10枚を超えたのには驚いた。ちゃんとチャージもとってるんですよ。
ここはアフリカなんですね。通常のライブハウスでは、なかなか難しいですもの。
11日
昨日の日記でも触れたように、白寿ホールで、松田美緒ちゃんの「夜ファド」これが素晴らしかった。ファドだけではなく。
まずコンサートの冒頭で、ウード、ビウエラ、ギターのつのだたかしさんが「700年前のスペインでは・・・」と始めて、古曲、古楽器・・・もうなんていうかね、時代がふぁ~っと遡りました。

美緒ちゃんの優しく甘い声、なにか壊れやすいもの、小さくて繊細で慈しまないと壊れてしまうものを、そっとそっと大切にしているような歌い方、しぐさがとても美しかったのです。
スペイン語と、ポルトガル語だけではなく、ガリシア語でも歌っていたみたいで、凄いですね、

生音 ! 楽器もさることながら声も生ですよぉっ、あれをしあげるのはそうとうにエネルギーをつかったと思います。

本人は否定されていますけど、以前よりちょっと細くなられて。それがますます美しさに磨きがかかっていました。これからも、楽しみな歌い手さんです。そうそう、ギターやティブレの、アルゼンチン人のレオナルド・ブラーボさんも、この世離れしたいい雰囲気で、舞台を異次元にもっていく力をみせてくれました。
冷たい雨が心の温かさを強調してくれるような夜でした。

これから丁寧に書かれた歌詞を読まなくては。

昨晩 ! 12日。ガーナの太鼓手、二・テテ。何度も日記に書きましたね。
なんという日だったでしょう ! 重なりまくりの。築地ではアフロ・キューバンの大イベント。しかも、バタ! ブラジル勢も今年最後のカポエイラの夕べ、と重なっていて、そちらからもお声がかかってしまう始末。私だって行きたい。身が三つに裂けるなら、ああっっ !

集客はやはり辛かったです。こういうこともありますね。
高円寺のMoon Stompにて。
しかし、ゲストが凄かった ! 太田朱美ちゃん。
この方もCDジャケット撮影で仲良くしていただいているご縁ですが、お願いして飛び入っていただきました。ものすごくいいものをいっぱいもっている方で。

皆、口々に「凄い~」と賛嘆していて。
聴かなかった人、損してますよっ、笑
二・テテはもともと凄いのは皆、知っているからね。

以前のPit inn で梅津+外山明+清水、という最強メンバーとの共演で、凄まじいパーカッションを聴かせたために、すっかり忘れていたのですが、二・テテ、実は大いなるコミック・バンドの才能を持っていて。昨晩は久々にそのノリを見せてくれました♪

駆けつけてくれたぺすかちゃん、ありがとう。彼女もげらげらおなか抱えて笑い
「ああ、楽しかった」
そんなライブ。

今日の昼間は、お友達のクラリネット、たつみちゃんのライブを初聴き。楽しみ~!これはソウルド・アウトです。

夜は、恵比寿の「Whats the Dickens」でアムネスティのチャリティ・ライブ。アイルランドのバンドも出るようですよ~ん。こちらは「参加表明」の友人だらけ。ああ、少し昨晩に回ってくれなかったかなぁ、というのが正直な本音。ま、そういうこともありで。

そうそう、昨日の昼間は、あるおバカさんと待ち合わせしていて。遅刻、勘違い常習の人みたいで、待ち合わせ場所に来ない瞬間に電話したので被害は最小、でも気分は最悪でした。 日を間違えていてたみたい。
フランス大使館で開催中の「ノーマンズ・ランド」を観にいく予定だったのです。もちろん一人で行きました。
う~ん、そうですねぇ。100中2か3くらい面白いものがありました。
なにしろ機嫌悪いんだから、点数も辛口でしょ! ! まったくぅ。
勘違いはしょうがないとして、フォローの仕方、というものがある、と思うんですよね。
あら、怒、で終わってしまったわ。

そうだ、私は立体も好きなはずなんだけど、今回は映像、平面でいいもののほうに感度が向かっているなぁ、と思いました。
青空の雲。海に映っているような、青と白の対称の映像。あれがよかったなぁ。そうい気分になりたかったのかも。

だけど、もうすぐ壊されてしまう、旧フランス大使館の建物も見ておきたかったので、それはそれでよかった。
まっ黄色の銀杏や紅葉した木々が豊かにある、庭。それを見下ろす、ガラス窓の部屋々々。差し込む、明るい明るい初冬の日差し、金色。黒い土の匂い。

我が家の前の林が切られてしまってから飢えているものなので、いよいよ懐かしい気分がした。

ほぼ観終わって屋上にいるときにnoeちゃんから携帯に電話。その時私は後で気づいたのですが、ゴミか、と思っていた作品の上に立っていたのでした、笑

今日は今日でいい日にしよう。少し曇り、の穏やかな日。
by afrimari | 2009-12-13 13:29