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写真家 板垣真理子 の楽しい 日記 です


by afrimari
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山口薫展 世田谷美術館 と 砧公園 二連ちゃん

11月1日は犬の日らしいワンワンワン。

2日、お友達のAngelaさんが砧公演の動物フェスに、愛犬半蔵の写真が出ているというので一緒に見にいく。天気も良く、気持ちいい。半蔵は自分の写真が出ていると、知っているのか(たぶん知らない)、興奮気味でいろいろなワンちゃんと出会っていた。牛や馬まで出ていた。記念に愛犬、愛猫と写真を撮ってキー・ホルダーにしてくれるので、私はAngelaと半蔵と三人で撮ってもらう。ラッキー !

夜。ずっと「会おうね」と言っていたJ子ちゃんと、ブラジル料理。外苑前にラモスさんの店がある。ブラジルの旗が出ていて、おっそろしくわかりやすい。生演奏まで入って、しかもチャージなんかとらない、豊かさ。ブラジルだよねぇ? ラモスさんもいらしていて、へぇ~って感じ。背、高いですね ! お腹が苦しくなったので、外苑から、表参道へ散歩。夜の街って楽しい。というのは人が居なくて、普段見落とすものが見えるから。最近、夜の、なにもない街の散歩が多い。

今日、3日。今日から瀬田美で始まった、山口薫展。遺作となった、あの月夜の絵が好きだ。あれを観にいったくらいの気分だ。一方、「葬送」を観た時、この人の個展? もしくは何人かの展覧会を観たことを思い出した。あの頃、この野辺の送りの「葬送」に痛いほどに惹きつけられたことも。今はそれほどに感じないのは、何故? 出会いなのか、タイミングなのか。

それに引き換え、遺作のあの月夜の絵は(チラシはほぼこの絵です) いつまで経っても観飽きない(「葬送」に飽きた、という意味ではありません)。この絵の構図や、描かれているものが、以前からずっとアフリカの絵として描きたかったものに恐ろしく似ている。こんな画家さんの作品が、自分の描きたいものに似ている、なんておこがましいかもしれないけど、でもほんと、なの。だからいよいよ初めて観たときの驚きも、今惹きつけられる気持ちも、ずっと強く変わらない。
by afrimari | 2008-11-03 21:59