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写真家 板垣真理子 の楽しい 日記 です


by afrimari
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日本の原発事故を受け、豪アボリジニがウラン採掘を認めない方針

ずいぶん長く、日記書いていませんでした。mIXI は時々・・・それ以外はほぼなし。
怒涛の日々・・・

久々ですが、書きます。

マイミクさんがつぶやきでアップしてくれていました。

開けてびっくり。2011年の4月にもうすでに豪からはこんなメッセがだされていました。なんと速い反応でしょうか。 日本の原発事故は、自分たちの土地から掘り出されたウランも関係している・・・という発想がありがたくて、ジンジン来ます。

これをアップしている方に了承とれないので、URLではなくて中身の方をいただいてしまいます。
豪のアボリジニの人たちの生き方と感じ方、美意識はとてもとても好きです。だからなおさら感激します。
こういうピュアな意識をずっと持ち続けたい。


日本の原発事故を受け、豪アボリジニがウラン採掘を認めない方針

「シドニー発・キャシー・マークス

2011年4月14日

3月に起きた地震と津波のあと、東京電力の原発が放射線を施設外に漏らし始めてから、多くの人が事態を狼狽しつつ見守っている。オーストラリアのノーザンテリトリーに暮らすアボリジニであるミラーの人々もそうである。ミラーの人々は、自分たちの土地でのウラン採掘から得られる膨大な収入を放棄して、ウラン採掘を制限する決意でいる。

・・・

同地域の長老イヴォンヌ・マルガルラは、国連事務総長潘基文に手紙を書き、日本の苦しみにミラーの人々は深い同情を寄せていると述べるとともに、原子力非常事態への憂慮を表明した。

「日本の原子力企業とオーストラリアのウラン採掘業との間にある長い歴史を考えると、東京電力の原発が引き起こした放射線問題の少なくとも一部は、私たちの伝統的な土地から採掘されたウランによる可能性が高いと考えられます」。彼女はこう語る。「それを思うととても悲しくなります」。

マルガルラはまた、潘事務総長に、日本の事故を受けてミラーの人々は、知られている中では世界最大の未開発ウラン鉱山ジャビルカの開発に反対する決意を表明している。ミラーの人々は、ジャビルカがカカドゥ国立公園に組み込まれることを望んでいる。カカドゥ国立公園は世界遺産にも登録されており、レンジャー[第一のウラン鉱山]もその中にある。

・・・

伝統的に土地を所有しているアボリジニの人々は、レンジャー鉱山から2億豪ドル以上の採掘権料を得ているが、マルガルラは2005年の議会聴聞会で、鉱山の採掘は「私たちの生活を完全にひっくり返し、アルコールへの依存をもたらし、主に金をめぐってアボリジニの中で大きな論争を起こすようになりました」と話す。

彼女は続けて次のようにも語った。「ウラン採掘により土地は私たちから遠くなり、破壊されました。ビラボンとクリークは永遠に失われました。今は、汚染された岩が積み上げられ、毒を含んだ泥土に大きな穴があいている状態になってしまいました」。

・・・

訳注:

ビラボン:オーストラリアの小沼[雨が降ったときなどに現れるものも多い]

クリーク:小川

原文:http://www.independent.co.uk/news/world/australasia/aborigines-to-block-uranium-mining-after-japan-disaster-2267467.html
引用の範囲での抜粋。

http://trans-aid.jp/viewer/?id=16758〈=ja 」

「西オーストラリア非核連合:日本への連帯表明  http://bit.ly/is95EH

WANFA (西オーストラリア非核連合) から日本の皆さまへの連帯表明
2011-04-08 08:25:43 | 世界
原子力資料情報室のフィリップ・ワイトです。

西オーストラリアからの応援のメッセージを転送しま
す。ウラン鉱山に反対してきた先住民と彼らと一緒に
運動してきた人たちからのメッセージです。

WANFA (西オーストラリア非核連合) から日本の皆さまへの連帯表明
オーストラリアの先住民、アボリジニの伝統土地所有者及びその仲間で組織されているWANFA(西オーストラリア非核連合*)は、2011年4月2日~4日、パース近郊にあるヌンガの土地で集会を開きました。
日本の東北、関東地方を襲った地震と津波、及び福島での原発事故が招いている惨事は、常に私たちの胸中にあります。日本の皆様に対し心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。
また、東京電力の原発を稼働する燃料となっているオーストラリアのウランが皆さまの海水、水道水、食物連鎖、さらに皆さまの遺伝子までも汚染してしまうであろうことに対し、大変遺憾に思います。
私たちに地震や津波を止めることはできません。しかし核の脅威を止めることは可能であり、またなされなければいけません。
私たちは、我々が住む州である西オーストラリア州のウランが、皆さまが現在苛まれているような悲惨な被害を二度と引き起こすことがないよう、より一層努力することを固く誓います。
私たちはオーストラリアによるウランの輸出廃止を固く決意しています。ウラン採掘はオーストラリア国内での環境や文化を破壊するだけではなく、海外でも長期に渡る被害を引き起こすことにもなります。
問題の無い状態でもオーストラリアのウランは放射性廃棄物になり、そして事故が起こると放射性降下物となってしまいます。
私たちは安全で再利用可能なエネルギー発電所の建設を推進し、並びにオーストラリアのウラン鉱山の廃止に尽力すると共に、日本の原子力発電所を停止するための皆さまの努力を支援することを誓います。
当連合代表のデラ・レイ・モリソンをはじめ連合メンバーは、2011年1 月に東京、広島、大阪そして横浜を訪問し、仲間や友人との出会いを通して、両国間のネットワークを広げました。
WANFA は、連帯と協力、そして今後の交流を通じてこの絆を一層深めたいと願っています。
WANFA は日本がドイツの前例に倣い、原子力発電所の廃止を行うことを要求します。今ならまだ手遅れではありません。
私たちの国土は海で繋がっており、私たち両国民は過去に核爆発による影響を受けたという歴史で繋がっています。そして何よりも、核の無い未来を望む心で私たちは結ばれているのです。

*WANFA(西オーストラリア非核連合)その母体のANFA(オーストラリア非核連合)について
WANFA:2009年9月、南オーストラリア州クォーンにあるヌクヌ地方にて開催されたANFA(オーストラリア非核連合)の集会にて結成される。

ANFA:1997年発足し、オーストラリア国内、特に先住民居住地区での、既存又は提案段階の核開発を危惧する先住民アボリジニ、関連NGO、そして医療専門家の連携で活動を行う。北部準州のジャビルカウラン鉱山廃止キャンペーンや南オーストラリア州の国営核廃棄物集積場建設反対キャンペーンの成功において重要な役割を担ってきた。現在、先住民達は、彼らの居住地区での絶え間ないウラン採掘、また複数の新規ウラン鉱山の建設計画、そして国営核廃棄物集積場の建設計画などの問題に直面している。」
by afrimari | 2012-12-09 00:04